火曜日, 2月 03, 2009

進化してます、列車のお伴『ふなぐち菊水』by薫丸


新潟へ出張してきました。列車の旅と言えば、お伴はワンカップ酒。中でもアルミ缶の『ふなぐち菊水一番しぼり』は、定番ですね。絞りたての生酒を缶に詰めたことで、いつでもどこでも揺れる列車の中でも、フルーティな香りと芳醇な味わいが楽しめるようになりました。新潟から関東一円にかけては、おそらくどの駅でも買えるというほどの、ナショナルブランドになっています。
でも、ふなぐちも進化していました。
地元新発田市の酒屋さんで、黒いアルミ缶を発見。その名も『薫香』。もともとふなぐち菊水の“造り”は本醸造ですから、少しアル添してある銘柄です。味を整えるために、別に造った蒸留酒(醸造アルコール)を添加することを、アル添と言い、大吟醸を造るときにも使われる技です。その加える蒸留酒に、自らの蔵で造った「粕トリ焼酎」を使ったのが、この『薫香』ということです。「粕トリ焼酎」というのは、酒粕(美味しいですよね)から蒸留される、いわば米焼酎。日本酒蔵は一杯酒粕が残りますから、実は昔からどの蔵も、粕トリ焼酎を造ってきました。エコですね。それを加えたというので、興味津々。


酒を利いて語れるほどの舌は持っていませんので、微妙なところは分かりませんが、少し違った美味しさが確かにありました。生酒のおいしさはそのままに、ネーミングに洗脳されて、香りがたっていたように感じました。
旅先は、それでよし!
新製品らしく、どこででも買えるというわけにはいかないでしょう。探してみてください。

菊水酒造『薫香』:480円少しお高いです。
発掘度:★★
商品力:♥

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